大自然の中のセカンドライフを成功させるためのアドバイス |
「田舎で暮らす」というライフスタイルを検討する人が増えている。田舎で暮らす目的、そして土地探しは? 実際の暮らしはどんな感じなのだろうか。甘楽郡一帯で田舎暮らしを希望する人たちの支援活動に携わるコーディネーター、NPO法人理事長の並木芳治さんに、田舎暮らしを過ごすための秘けつを聞いた。
|
Q: 田舎暮らしを始めるのに必要な予算はどれくらいでしょうか。
A: 例えば荒廃農地を借りて、二間の平屋を建てる場合、上下水道などをはじめとするライフラインの条件が整っていても最低650万円ほどの予算が必要です。中には、土地は確保したものの住居を建設する余裕がなく、自分でつくった小屋程度のものでしのぎ、敷地内を荒れ放題にして、周囲で暮らす人に迷惑を掛ける人もいます。また田舎に住居を取得した後、どう生計を立てていくか未確定な場合もあるので、1年分の生活費程度の経済的余裕が必要でしょう。充実した田舎暮らしを実現させるには、しっかりとした経済設計、シミュレーションが必要なことは言うまでもありません。
Q: 折角かなった田舎暮らしなのに、現実には短期間で都会に帰る人も多いと聞きます。どのようなことが原因なのでしょうか。
A: 単なるあこがれで田舎暮らしをスタートすると、地域とのつきあいが面倒になってトラブルを起こしたり、田舎での暮らしに飽きてしまったり、といったことが原因で生活に見切りをつける人が多いようです。地元の人々との触れ合いが苦手な人には田舎暮らしは向かないかもしれません。地域で暮らす人にとって日々のあいさつ的な会話も、都会暮らしを長年続けてきた人には煩わしく感じられることもあります。そのような人は、人里から離れた土地を探してみるのも一つの手です。菜園や工房をつくる、といった目的を持った上で田舎暮らしを考えることも長続きの秘けつではないでしょうか。
Q: 荒廃農地がお薦めだと聞きました。どうしてですか?
A:
いま農村では、後継者不足からどんどん荒廃農地が増えています。一見荒れ果てていても、ちょっと整備するだけで、素晴らしい住環境に変身する可能性を秘めた土地がたくさんあります。「NPO荒船の里グリーン・ツーリズム協会」では、こうした土地を探す人の目的や希望に沿った荒廃農地の紹介を行っています。荒廃農地はまさに宝の山。ただし、購入にあたっては農振法・農地法の許可が必要で、許可が下りるのに数カ月を要することを頭に入れておいてください。
[回答者] 並木 芳治(なみき よしはる)
NPO 荒船の里 グリーン・ツーリズム協会 代表
事務所:甘楽郡下仁田町大字南野牧
TEL:0274−63−6522 FAX:0274−64−4422 携帯:090−1122−9154
URL:http://npoinaka.gotohp.jp/『NPO田舎暮らし支援ネット』 E-mail:npoinaka@gotohp.jp
|