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出国前、聴取にストーカー認める 県警が任意で7回、川崎女性遺棄

更新日時:2025年5月4日(日) PM 09:31

 川崎市川崎区で岡崎彩咲陽さん(20)の遺体が見つかった事件で、元交際相手白井秀征容疑者(27)=死体遺棄容疑で逮捕=が岡崎さんが行方不明になった昨年12月以降、神奈川県警に任意で7回聴取されていたことが4日、県警への取材で分かった。白井容疑者は「知らない」などと関与を否定していたが、岡崎さんへの付きまといを認めた後、出国し所在が分からなくなった。

 捜査関係者によると、遺体には激しく焼かれたような痕があったが、容疑者宅には焼損の形跡がなく、別の場所で燃やされ、運ばれた可能性があることも判明。県警が経緯を詳しく調べる。

 県警によると、岡崎さんが行方不明になった昨年12月~今年3月に聴取。7回目の3月25日には、岡崎さんが訴えていたストーカー被害について付きまといを認めていたが、4月ごろに出国した。

 この供述などから県警は4月30日、白井容疑者の自宅を家宅捜索し、床下にあったバッグから遺体を発見。死後1カ月以上経過していた。

 白井容疑者は5月3日に米国から帰国し、県警が任意同行して逮捕した。

 神奈川県警本部

 

 岡崎彩咲陽さんが見つかった住宅前で手を合わせる親族(手前)ら=4日午後、川崎市川崎区