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西田氏、ひめゆり「事実は事実」 月刊誌に寄稿、発言の正当性主張

更新日時:2025年5月31日(土) PM 04:49

 自民党の西田昌司参院議員は5月30日発売の月刊誌「正論」に寄稿し、沖縄戦の慰霊碑「ひめゆりの塔」の展示説明を「歴史の書き換え」とした自身の発言を巡り「事実は事実」と正当性を主張した。戦後の日本の歴史観に疑問を投げかけ「政治家として修正を試みることが責務だ」とも言及した。党は西田氏発言を「不正確な認識」としており、再び物議を醸しそうだ。

 西田氏が「事実だ」と言及したのは、3日の那覇市での講演で取り上げた「日本軍がどんどん入ってきて、ひめゆりの隊が死ぬことになった。そしてアメリカが入ってきて沖縄が解放された」との部分。

 正論では、京都府議時代の2005年に発行した後援会の機関紙に、ひめゆりの塔を訪問した際の記述があると紹介。当時の展示説明に触れ「日本の『侵略』により戦争が始まり、米軍の『侵攻』または『反攻』により戦争が終わったと書かれていた」と指摘した。

 西田氏はこれを「『日本軍は悪、米軍は善』という東京裁判史観そのものだ」と批判。持論を展開した。

 自民党の西田昌司参院議員