気象庁は29日、日本列島の南側を流れる黒潮が、紀伊半島から東海沖で大きく曲がる「大蛇行」が、4月で終息したと発表した。2017年8月から7年9カ月の継続期間は過去最長。同庁は5月に「終息の兆候がある」と発表し、以降の観測から判断した。漁業関係者らが影響を注視している。
気象庁によると、黒潮の流路は、漁業など海洋環境のさまざまな面に影響する。大蛇行時は黒潮や黒潮から分かれた暖水により、東海や関東の沿岸の海水温が上昇して潮位が上がりやすくなる。19年には潮位上昇と台風19号接近が重なり高潮による浸水被害が起きた。
黒潮の「大蛇行」の終息について説明する気象庁の担当者=29日午前、気象庁
気象庁
黒潮大蛇行のイメージ