青森県で震度6強を観測した地震は15日、発生から1週間となった。初めて発表された「北海道・三陸沖後発地震注意情報」の「特別な備え」の呼びかけは、16日午前0時で終了した。その後も巨大地震発生のリスクがなくなったわけではなく、普段通りの生活を送りながらも、避難場所の確認や家具の固定、非常用品の備蓄といった備えが求められる。
地震は8日午後11時15分ごろ発生。気象庁は北海道、青森、岩手に津波警報を発表。9日午前2時に後発地震注意情報を出した。北海道から千葉県の7道県182市町村を対象に1週間、社会活動を継続しつつ、すぐに逃げられる態勢の維持など「特別な備え」を呼びかけていた。
気象庁によると、地震の震源は青森県東方沖で、規模はマグニチュード(M)7・5だった。その後、15日午後2時までに震度1以上の地震が40回発生。12日にはM6・9が発生し、広い範囲で震度4を観測した。
8日以降の地震による負傷者は15日時点の集計で46人で、青森県31人、北海道11人、岩手県4人。
後発地震注意情報の最終日を迎えた北海道函館市=15日午後