主要半導体メーカーでつくる世界半導体市場統計(WSTS)は2日、2026年の市場規模が前年比89・9%増の1兆5112億ドル(約241兆円)になるとの予測を発表した。人工知能(AI)向けの需要が急拡大しており、各国企業による巨額投資を追い風に過去最高を更新する。ただ成長は米国とアジア太平洋地域が主導し、日本は27・6%増と見劣り。AI競争に勝ち抜くため各国が半導体確保を急ぐ中、取り残される恐れがある。
昨年12月時点の予測は26・3%増の9754億ドルだった。データセンターの普及が想定を上回るペースで進んでいることを踏まえ、大幅に上方修正した。伸び率も過去最高となる。半導体業界は好不況の波にさらされてきたが、AIの普及を支えに右肩上がりとなる可能性が出てきた。同時にバブルへの警戒も高まりそうだ。
製品別では、データを記憶するメモリー半導体が約3・5倍の8039億ドルと急増。サムスン電子など韓国勢や、日本ではキオクシアホールディングスが手がける。
中国のイベントで展示された基板上の半導体チップ=2025年10月、北京(共同)
世界の半導体市場規模の推移