5日午前11時15分ごろ、神奈川県横須賀市の京急線横須賀中央駅近くの県道で、乗用車が路線バスに衝突するなど計9台が絡む多重事故が起きた。県警横須賀署によると、乗用車が路線バスと衝突した後、そのまま対向車線の車などにぶつかりながら数百メートル走行し、別のバスに突っ込んで止まった。8人がけがを負った。
県警は、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで、乗用車を運転していた自称会社員野中雅仁容疑者(31)=大阪市浪速区=を現行犯逮捕。署によると、野中容疑者の呼気からは基準値の約3倍のアルコールが検出されたという。
野中容疑者の車の助手席に同乗していた男性が現場から立ち去っており、行方を捜している。
逮捕容疑は、午前11時15分ごろ、横須賀市大滝町2丁目の県道で、酒気帯び状態で運転し、乗用車や路線バス計8台と衝突した疑い。
現場では、フロント部分が大破した乗用車が道をふさぎ、警察が付近を通行止めにした。広範囲にわたり車両の部品が散乱し、観光客や近隣住民が事故現場をぼうぜんと見つめていた。
京急横須賀中央駅前の多重事故現場=5日午後、神奈川県横須賀市
警察車両の赤色灯
京急横須賀中央駅前の多重事故現場=5日午後1時40分、神奈川県横須賀市(共同通信社ヘリから)