30日朝に発生したロシア・カムチャツカ半島付近を震源とする巨大地震で、気象庁は31日、広範囲に出していた津波注意報を全域で解除した。気象庁によると、日付が変わってから最大波となった地点があり、8月1日ごろまで海面変動は続くとみられるものの、これまでより高い津波が押し寄せる可能性は低いと判断した。海のレジャーなどに引き続き気を付けるよう呼びかけている。
気象庁は午前10時45分、神奈川などから沖縄にかけての広範囲を解除。午後4時半、残る北海道、青森、岩手、宮城、福島、茨城、千葉に加え、東京の伊豆諸島と鹿児島の種子島・屋久島を解除した。
午前中に津波注意報が解除され、人が戻った宮崎市の青島海水浴場=31日午後2時6分
津波についての今後の見通しを説明する気象庁の担当者=31日午前、気象庁