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韓国の航空機事故１年で追悼式典 １７９人死亡、大統領が謝罪

更新日時：2025年12月29日(月) PM 04:57

　【務安共同】韓国南西部の務安国際空港で乗客乗員計１８１人のうち１７９人が死亡した航空機事故から１年の２９日、同空港で遺族や政府関係者が出席して追悼式典が開かれた。韓国の航空機事故では最悪の惨事。李在明大統領は映像メッセージで大統領として謝罪し「原因究明に最善を尽くす」と表明した。

　昨年１２月２９日午前、タイ・バンコク発の格安航空会社（ＬＣＣ）チェジュ航空機が着陸時に不具合を起こし胴体着陸を試みたが、滑走路で停止できず、先にあったコンクリート製の構造物に激突し炎上した。

　直前に鳥と衝突するバードストライクがあったとされるが、胴体着陸との因果関係は分かっていない。衝突に備えて崩れやすく設計するべきだった構造物が堅固な造りのまま見過ごされてきた経緯や、責任の所在も明確になっていない。

　李氏はメッセージで「小さな危険でも放置したり見逃したりしない安全な国をつくる」と強調。遺族代表の女性は式典で「遺族の求めは特別待遇ではなく、隠蔽のない調査と責任追及、再発防止に向けた国の義務（履行）だ」と語った。

　２９日、韓国の務安国際空港で開かれた追悼式典に出席した遺族関係者ら（共同）

 

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