15日午後1時ごろ、鳥取県沖の日本海の公海上で、航空自衛隊の無人偵察機グローバルホークの通信が途絶え、行方不明になった。自衛隊の航空機や艦艇、海上保安庁が捜索に当たり、洋上から機体の一部とみられる浮遊物を発見。空自は機体が墜落したと推定している。グローバルホークは米国製で、空自は計3機を保有し、いずれも青森県の三沢基地に所属。2022年から三沢に配備が始まり、墜落したケースは今回が初めて。周辺への被害情報はない。
政府は、長時間の運用が可能で、隊員の消耗が少ない無人装備品の拡充を防衛力強化の柱と位置付ける。年内に予定される安全保障関連3文書改定でも重要テーマ。日本周辺での情報収集や監視に当たるグローバルホークの空自への導入もその一環として重視してきており、今回の墜落で防衛政策にも影響が出る可能性がある。
空自トップの森田雄博航空幕僚長は同日の記者会見で「対応に全力を尽くす」と強調。防衛省の安居院公仁報道官は会見で、活動への影響を問われ「任務遂行に支障が生じないよう運用上の必要な態勢を確保する」と説明した。
航空自衛隊三沢基地で報道陣に公開された無人偵察機グローバルホーク=2023年1月、青森県三沢市