中野洋昌国土交通相は7日、省内で中日本高速道路の縄田正社長と会い、4月に起きた自動料金収受システム(ETC)障害に伴う通行料金の扱いで利用者に迷惑をかけたなどとして、口頭で厳重注意した。
中日本高速は当初、通行料金の後払いを利用者に求めていたが、今月2日に方針を転換。料金請求をやめ、既に支払った利用者には還元すると発表した。
縄田氏によると、中野氏は「対応に一貫性がなく、お客さまに迷惑をかけたことを遺憾に思う」と述べたという。
縄田氏は面会後、自身の責任を「重く受け止め、厳正に対処したい」と報道陣に話した。
障害は4月6日未明に起きた。
取材に応じる中日本高速道路の縄田正社長=7日午後、国交省