上毛新聞プレーバック

「恐竜」がやってきた 1989(平成元)年4月30日

恐竜を中心に村活性化事業を進めている多野郡中里村は「ふるさと創生」事業として(略)カナダで出土した約八千万年前の中生代白亜紀の恐竜「カスモサウルス」の骨が同国から二十九日までに届いた。

神流町(旧中里村)内で1985(昭和60)年、全国で初めて恐竜の足跡が発見された。87年に恐竜センターを開館。村は「ふるさと創生」事業を活用し、展示品の充実を図った。カスモサウルスは体長5.2メートルで草食。恐竜の骨や足跡などの購入に4300万円を費やした。恐竜センターは昨秋からの改修を終え、1日にリニューアルオープンする。