県内5000人余が受験 1979(昭和54)年1月12日

大学入試の歴史を画する初の共通一次試験が十三、十四の両日、全国二百二十五会場で一斉に実施される。実施本部の大学入試センターは(略)本番に備えてコンピューターなど機器類の最終的な点検をする。

共通1次は国公立大学を目指す受験生が同一期日に試験を受ける方式で、初回の1979年は全国約34万人が受験した。高校教育の範囲を超える難問の排除や大学入学者の学力水準維持に寄与した一方、大学の序列化にもつながったとされる。90年には参加大学が利用する教科や科目数の自由度を高めた大学入試センター試験に移行した。