雪の妙義 連合赤軍と激闘 1972(昭和47)年2月18日

機動隊員がすぐさまけん銃を上に向け「抵抗すると撃つぞ」と威かく発砲したが、相手はひるむ様子もなくがむしゃらに突進。この勢いに機動隊員は続いて二発威かく発砲しながらジリジリと後退した。

連合赤軍幹部、永田洋子と森恒夫の逮捕の瞬間を報じた。裏妙義の岩穴から飛び出してきた2人は激しく抵抗、永田は「撃ち殺せ」と絶叫したとある。逃げ延びた武装グループは軽井沢の別荘に押し入り、管理人の妻を人質に立てこもった。10日間にわたる籠城の末、警察が強行突入し5人を逮捕した。山中で同志14人を殺害したリンチも明るみになった。