黒岩敏 銀メダル獲得 1992(平成4)年2月16日

小雨が降りつけるあいにくのコンディションの中、苦手にしていたスタートも無難にこなし、百メートルのラップは10秒03とまずまず(略)豪快な滑りで中盤からもスピードは落ちず、歯を食いしばってゴールした。

五輪に3大会連続出場したスピードスケートの黒岩敏幸にとって初のレースとなったアルベールビル大会男子500メートル。女性のウエスト並みの65センチもの太ももが生み出すパワーを武器に、氷の状態が悪かったリンクを制した。金とはわずか0秒04差。得意の1000メートルはメダルに届かず、その後の2大会でも表彰台を逃した。長野ではスピード男子主将を務めた。