荻原 複合団体「金」 1992(平成4)年2月19日

荻原が県勢冬季五輪初の金メダル-。アルベールビル五輪第十一日の十八日、スキー複合団体後半(距離30キロリレー)(略)日本チームが1時間23分36秒でノルウェーや地元・フランスの猛追を振り切り優勝した。

「キングオブスキー」と称される複合で荻原健司は1990年代に無類の強さを誇った。V字ジャンプをいち早く取り入れ、前半の飛躍で2位以下に大差をつけて後半の距離で逃げ切る「勝利の方程式」を確立。アルベールビル、リレハンメルと団体の五輪連覇に貢献、長野五輪には双子の弟、次晴とそろって出場した。あまりの強さに「宇宙人」と呼ばれた。