緊張、警戒…県内震かん 1995(平成7)年3月21日

二十日早朝、東京都内で発生した地下鉄サリン殺傷事件。県内関係者も被害に巻き込まれ、早朝の都心で起こった地下鉄の“戦慄せんりつ”は、県民にも「他人事ではすまされない」衝撃と恐怖を与えた。

通勤客で混雑する東京の地下鉄電車内に猛毒のサリンがまかれ、13人が死亡、6000人以上が重軽傷を負った。県内の鉄道事業者も駅や車両の緊急点検を行い、警戒を強めた。都心かく乱を狙ったオウム真理教による無差別テロで、平成の時代を象徴する未曽有の凶行。2018(平成30)年7月、教祖ら13人の死刑が執行された。