6月から“お年寄り110番” 1989(平成元)年4月6日

高齢者やその家族からのさまざまな相談に答えるため県は、前橋市大手町の県産業会館内に「県高齢者総合相談センター」を開設、六月一日から相談業務を開始する。各機関が行っていた相談業務を一元化。

高齢化社会の進展に伴い、お年寄りの問題が、行政の枠を超え総合的に取り組むべきものが多いため、一カ所に集中して、より密度の濃い相談業務を行うのが開設の狙いだった。受け付けるのは家庭問題、就労問題、生きがいといった一般的なものだけでなく法律や医療の専門的な相談にも対応。このため非常勤の医師や弁護士もスタッフに加わった。