化石発見 新種のエビとカニ 2006(平成18)年11月21日

神流町神ケ原の白亜紀前期の地層で発見されたエビとカニの化石が、新種の生物であることが二十日、化石を保管する県立自然史博物館(富岡市上黒岩、長谷川善和館長)などの共同研究で明らかになった。

新種2種は自然史博物館と千葉県立中央博物館など4館の研究で確認された。白亜紀前期(1億4400万-9900万年前)で甲殻類の化石の発見例はほとんどなく、「エビやカニの進化を研究する上で世界的に貴重な発見」としている。恐竜の化石の発見と合わせ、奥多野地域が恐竜やエビ、カニなどの生息する海辺だったとする像も鮮明に浮かび上がった。