日航ジャンボ機墜落520人死亡 1985(昭和60)年8月13日

十二日午後六時半すぎ、羽田から大阪に向かった日本航空123便ジャンボ機(略)が、機体の異状を羽田空港の管制塔に連絡した後、長野、群馬、埼玉三県境の山岳地帯に墜落、炎上した。

お盆休みの帰省客らで満席のジャンボ機が墜落したのは上野村の御巣鷹の尾根だった。事故翌日13日付の本紙は「乗客ら524人絶望か」と見出しに「か」を付けて奇跡を願った。14日付では「奇跡!4人が生きていた」と生存者の救出劇を他紙に先駆けてカラー写真で紹介した。今年は三十三回忌にあたり、事故を風化させまいと多彩な催しが開かれた。