コメ急騰 国産は2割高 1994(平成6)年3月9日

輸入米の販売などによるコメ流通市場の混乱に伴い、県内に出回っている国産銘柄米の小売価格が三月に入って急騰していることが八日、県の店頭調査で明らかになった。(略)店頭では品薄が目立ち

異常気象に伴い発生した「平成のコメ騒動」。対策としてタイ米などが輸入されたが人気薄で、国産米への関心が高まった。輸入米の本格販売が始まり、消費者が国産米の備蓄傾向を強めたとみられ、調査によると直近のおよそ10日間で、新潟産コシヒカリの10キロ当たり平均小売価格が18.2%増の8427円にはね上がったと伝えている。