県のカラ出張 「処分」検討 1996(平成8)年11月19日

組織ぐるみで旅費を不正支出し交際費や時間外手当などを捻出する県の「カラ出張」が1996(平成8)年に発覚。不適正支出は94、95年度だけで約7億円を上回った。知事らは冬のボーナスを返上、幹部職員は減額される“処分”を受けた。「反省の証し」として職員やOBが資金を拠出して返還し、残余金は救助資金として県に寄付された。
組織ぐるみで旅費を不正支出し交際費や時間外手当などを捻出する県の「カラ出張」が1996(平成8)年に発覚。不適正支出は94、95年度だけで約7億円を上回った。知事らは冬のボーナスを返上、幹部職員は減額される“処分”を受けた。「反省の証し」として職員やOBが資金を拠出して返還し、残余金は救助資金として県に寄付された。