照準は全国ロードショー 1994(平成6)年9月3日

県人口二百万人到達記念事業で、県は前橋出身の小栗康平氏を監督に迎えて映画を制作、(略)全国上映を目指す方向で検討を始めた。(略)映画制作を通した県民参加の新しい文化運動が本格始動する。

映画は1993年10月に県人口が200万人に到達したのを記念して制作された。タイトルは「眠る男」で、役所広司さんらが出演。山の事故で寝たきりになった男と、周囲の人々の暮らしを描いた。旧中之条四中を撮影拠点に、県内でロケが行われた。96年に公開され、モントリオール世界映画祭審査員特別大賞などを受賞した。