相馬ケ原演習場 返還される 1958(昭和33)年6月9日

相馬ケ原演習場とキャンプ・ウェアーの設備一切が、九日米軍から正式に返還された(略)星条旗のひきおろし、日の丸の掲揚とかたどおりの手続きによって(略)接収以来十二年ぶりで日本側の手にもどった。

旧日本陸軍の相馬ケ原演習場は戦後、米軍がキャンプを設けた。演習場の林野には砲弾が飛び交い、1957(昭和32)年1月、薬きょう拾いをしていた主婦が米兵に射殺されるジラード事件が起きた。返還は事件の翌年。陸上自衛隊が演習場として使用、今年3月には米海兵隊との日米共同訓練が行われ、米軍新型輸送機MV22オスプレイが飛来した。