花柳界朗らか 1946(昭和21)年1月1日

戦争が終わり、初めて新年を迎えた新聞紙面は、前年までと異なる正月の過ごし方を紹介した。「サイレンの響をきかぬだけに、樂しいお正月が迎へられた」と喜び、飲食店などの営業時間は「正月氣分だけは滿喫させたい親心」から設定されたという。ただ、同じ紙面では東京都民に送る「薪(まき)列車」を編成したともあり、なお厳しい物資不足を物語る。
戦争が終わり、初めて新年を迎えた新聞紙面は、前年までと異なる正月の過ごし方を紹介した。「サイレンの響をきかぬだけに、樂しいお正月が迎へられた」と喜び、飲食店などの営業時間は「正月氣分だけは滿喫させたい親心」から設定されたという。ただ、同じ紙面では東京都民に送る「薪(まき)列車」を編成したともあり、なお厳しい物資不足を物語る。