高崎競馬年内で廃止 2004(平成16)9月29日

小寺弘之知事は二十八日、赤字経営が続く高崎競馬について「収支改善へ向けて取り組んできたが、経営努力も限界。好転の見通しも立たない」として十二月末で廃止することを表明した。

県民に親しまれた高崎競馬は81年の歴史に幕を下ろした。知事の廃止方針表明後、ライブドアの堀江貴文社長(当時)が県庁を訪れ、再建策を示したが受け入れられず。開催最終日の2004(平成16)年12月31日は午後から雪が強まり、年末恒例の「高崎大賞典」は中止となった。競馬場跡地には県のコンベンション施設「Gメッセ群馬」が20年春に開業する。