県内初の裁判員裁判スタート 2009(平成21)年12月9日

県内初の裁判員裁判となる強盗致傷事件の公判が8日、前橋地裁(石山容示裁判長)で始まった。同日午前の選任手続きで男性5人、女性1人が裁判員に選ばれ、プロの裁判官3人とともに審理に臨んだ。

県内各地からの裁判員候補者34人が2009(平成21)年12月8日、前橋地裁に集まり、裁判員6人と補充裁判員3人を選ぶ「選任手続き」に参加した。県内初の裁判員が被告と向き合った法廷では、検察官や弁護士が難解な法律用語を使わず、モニターに図表や要点を映し出す新手法も使って双方の主張を分かりやすく説明し、裁判制度の刷新を印象付けた。