高額納税者 最高の2323人 1992(平成4)年5月2日

県内九税務署は一日、平成三年分の確定申告で所得税が一千万円を超えた高額納税者を公示した。公示対象者は二千三百二十三人(前年比二五・一%増)で初めて二千人を突破、(略)最高を記録した。

県内の高額納税者数は1988年分に初めて1000人の大台を突破、91年分をピークに減少に転じ2003年分は最少の645人となった。上位の顔ぶれを見ると景気が見えてくる。バブル期は土地長者が急増、崩壊後は会社経営者や医療関係者が占めた。91年分1位はパチンコ機器メーカー社長で全国でも3位。93年分は「キャベツ長者続々」の見出しが躍った。