好成績の農村花嫁センター 1958(昭和33)年6月20日

県農村花嫁センターが、昨年十月末に専業経営をつぐ農業青年の結婚難を解消しようと発足してから八カ月。県センターが十九日現在でまとめたこの間の結婚は六十五組。成績は予想以上によかった。

晩婚化や生涯未婚率上昇が指摘され、自治体による婚活事業が盛んだが、半世紀前も適齢期の青年男女の話し合いの場を提供する動きがあった。平均年齢は男性が26.7歳、女性が23.4歳。農村では同一地域や親類の仲介による特定地域間の例が多かったが、安中と長野原、北橘と中之条など遠距離で結ばれる例も実現したと紹介している。