日高遺跡 史跡公園に 1991(平成3)年2月17日

弥生時代後期の集落跡と水田、墳墓がセットで見つかり、静岡市の登呂遺跡をしのぐ考古学上の貴重な発見とされる、高崎市日高町の国指定史跡・日高遺跡が(略)史跡公園として平成六年度をめどに整備される

日高遺跡は関越道の整備に伴って県教委が調査。1979年には高崎市教委が遺跡の範囲を確認調査した。遺跡からは土器、水田、集落、古墳の原形とされる方形周溝墓、壷棺墓を発見。水田からは鋤(すき)や鍬(くわ)のほか弥生人の足跡も見つかった。史跡公園は多目的エリアや環壕(かんごう)エリアなどに分かれ、復元した水田では市民による稲作体験が行われている。