着用わずか一割 1976(昭和51)年8月29日

県警交通部は二十七日、乗用車のシートベルト着用状況について調査結果をまとめたが、年々シートベルトの重要性の認識は高まっているものの、高速道路でさえ(中略)やっと一割しかいないことがわかった。

調査は運転者と助手席同乗者のシートベルト着用率について、高速道と一般道でそれぞれ実施した。当時は着用が努力義務だったこともあり、高速道の運転者で11.6%、一般道の助手席はわずか4.1%にとどまった。昨年10月の警察庁などの調査では、運転席の着用率は県内の一般道で98.2%、高速道は99.7%。40年間ですっかり定着した。