3人に1人が「カナヅチ」 1968(昭和43)年6月15日

水のシーズンを迎えたが、本県の小・中学校の生徒は泳げないものが多く、全国平均を下回っている。山国で泳ぐ場の少ないこと、カナヅチ先生も多いのが原因。根本的にはプール普及率の低さが起因している。

当時の小中学生を対象にした県教委の調査で、小学生の男子28.6%、女子47.5%、中学生の男子13.1%、女子37.7%が泳げないことが判明。プールのある学校は3割に満たなかったため、県教委はプール設置を市町村に呼び掛けるとともに教師対象の水泳講習会を開いた。2016年度の県内のプール設置率は小学校97.1%、中学校65.4%。