弁天通りアーケード 10月完成めざす 1968(昭和43)年8月31日

七月はじめから工事を開始した前橋・弁天通商店街振興組合(関根伝司理事長)のアーケード約百七十メートルの骨組みがこのほどほぼ出来上がり(略)十月の“前橋まつり”までに完成させる。

雨の日も快適に買い物できるアーケードは、売り上げアップを狙って県内各地の商店街で導入された。その後、老朽化による撤去が相次いだが、弁天通りのアーケードは改修を重ねつつも当時のレトロな雰囲気を残している。現在は昭和の風景が撮影できるロケ地として人気で、映画「64-ロクヨン-前後編」(2016年公開)などの舞台となった。