日産の宇宙航空部門 富岡に 1993(平成5)年3月16日

日産自動車は十五日、宇宙航空部門の生産拠点を一九九六年ごろから順次、現在の荻窪事業所(東京都杉並区)から富岡市に移転する計画を明らかにした。移転が計画されているのは同市藤木・桑原地区で、約五十ヘクタール

1998(平成10)年に完成。日産自動車宇宙航空事業部富岡事業所として稼働した。2000(同12)年には石川島播磨重工業に売却され、同社がアイ・エイチ・アイ・エアロスペース(現IHIエアロスペース)を設立。ロケットや防衛機器を製造している。宇宙航空研究開発機構の探査機「はやぶさ」「はやぶさ2」の回収カプセルも開発した。