陸軍特別大演習行われる 1934(昭和9)年11月10日

軍國日本の豪華陸軍特別大演習は愈々十一日より三日間に亘り我群馬縣を中心とする兩毛の野に學行せられんとする、畏くも天皇陛下には今十日(略)大本營に入らせられ十一日早暁より(略)親しく大演習を御統監

陸軍特別大演習は群馬、栃木、埼玉の3県で行われ、大本営は群馬県庁に置かれた。前日の10日付紙面は1面に愛馬「白雪」に騎乗した昭和天皇の写真を掲載したのをはじめ、朝刊全4ページにわたって特集。夕刊や翌日以降の紙面もほぼ一色となった。昭和天皇は終了後、15日から17日まで行幸し、前橋中学校(現前橋高校)では天覧授業が行われた。