岡部騎手引退へ 2005(平成17)年3月10日

日本中央競馬会(JRA)最多の2943勝を挙げている現役最年長の岡部幸雄騎手(56)=太田市出身、美浦・フリー=の現役引退が9日、濃厚となった。10日に記者会見し、現役引退を発表する見込み。

岡部氏は農耕馬や競走馬が身近にいる環境で育ち、1967年に騎手デビュー。7冠馬シンボリルドルフやオグリキャップ、トウカイテイオーなど数々の名馬とコンビを組んだ。通算2943勝、GⅠ37勝(うち海外1勝)は現在、武豊騎手に続いて歴代2位。引退後、調教師免許は受けず、テレビ番組の解説者やJRAアドバイザーとして活躍している。