県人口200万人に 1993(平成5)年10月20日

県人口が十九日、二百万人を突破した。同日午後四時現在で七十市町村から報告された移動人口を集計したところ、県人口は二百万二人となり、ついに大台に乗った。県庁には祝賀のけん垂幕が掲げられた。

国を挙げて人口減対策に取り組む「守り」の昨今に比べ、バブル経済の余波も残る当時の紙面からは成長、拡大へ「攻め」のムードが感じられる。1912(大正元)年に100万人となった県人口は、高度経済成長に伴い転出者が増えた時期もあったが上昇基調が続いた。しかし、その後少子化が進行、現在は195万8700人(9月1日現在)。