食中毒症状で690人欠席 1984(昭和59)年6月26日

伊勢崎市内の小中学校五校で二十五日、合わせて約六百九十人の児童・生徒が発熱、腹痛、下痢などが原因で学校を欠席した。伊勢崎保健所が原因を調べているが、給食による集団食中毒の可能性が強い。

食中毒症状による児童・生徒の大量欠席を調べていた県環境衛生課と伊勢崎保健所は翌26日、原因を「野菜いため」の加熱不十分による細菌性集団食中毒と断定した。伊勢崎市学校給食センターに基礎的なミスがあったという。同日までに欠席者の数はさらに増え、6校805人に膨れ上がった。うち5人は症状が重く入院した。