女教師の人材開発 1972(昭和47)年3月3日

県教委は年々増加する女教師対策の一環として、第一線における女教師の管理職登用の拡大を検討、これからの人事管理の面で“女教師時代”の到来に相応した人事管理を確立する方針である。

当時約9000人いた小・中学校教員のうち女性教師は小学校52%、中学校30%と高い割合を占め、その理由に産休体制や保育施設の充実などを挙げている。半面、管理職は校長3人、教頭7人にとどまり、管理職登用促進の方針を示している。現在、女性校長は珍しくない。ただ、勤務時間の問題など働きやすい職場づくりが求められている。