文相へ「コドモ白書」建議 1949(昭和24)年5月5日

五月五日初の「子供の日」を前に文部省兒童文化委員会では四日いろいろの面で危機にさらされている子供達の現状を子供白書として高瀬文相に建議、兒童政策の確立に努力するよう要望した

子どもの人格を重んじ、幸福を図ると共に母に感謝する祝日「こどもの日」がこの年にスタートした。子供白書は、胎児の死産や堕胎が多い状況や家庭における育児教育費の低さ、子ども向けの娯楽の欠如などを指摘。同日の紙面には祝日を記念した「コドモ座談会」の様子も掲載され、前橋一中の生徒7人が将来の夢や大人への注文を語っている。