鳥追い祭りを文化財に 1973(昭和48)年1月19日

中之条町の民俗行事、鳥追い祭りを町の文化財にする動きが町民の間で盛りあがり町教委でも保存のための調査を開始した。長老の呼びかけによるもので町でも観光対策とイメージアップに-と乗り気である。

祭りは中之条町に250年以上続くとされる小正月の伝統行事。太鼓をたたいたり鳥追い歌を歌ったりしながら町内を回り、一斉に太鼓を打ち鳴らして五穀豊穣を願う。当時の記事は、太鼓を打てる人など後継者の減少を懸念する動きを紹介している。太鼓は1983年に県重要有形民俗文化財に、祭りは2015年に県重要無形民俗文化財に指定された。