明石氏を招へい 県立女子大 2001(平成13)年4月10日

小寺弘之知事は九日、県立女子大に設置された外国語教育研究所の所長に元国連事務次長の明石康氏(70)を招へいすることを明らかにした。知事は明石氏を「広い視野に立ち、国際性のある人物」と評価。

明石氏は日本人初の国連事務局職員として、国連大学創設委事務長や事務次長を歴任。県内の外国語教育の拠点を目指す研究所の趣旨に合うと判断した県が所長就任を要請、快諾を得た。就任2年目の2002(平成14)年、県は高校生を対象とする「明石塾」を開設。英語講習や海外研修で構成する育成プログラムで、これまでに239人が修了した。