節電の夏 クールに 2012(平成24)年7月2日

政府が要請した全国の節電が2日から始まる。東京電力管内では今夏、電力の削減目標は示されていないが、全国的な電力不足と意識の高まりを背景に企業や自治体、家庭も節電に知恵を絞っている。

東日本大震災を機に県民の節電意識が高まった。特に夏場はエアコンの使用で消費電力が増える。工夫しながら暑さを乗り切るため、ノーネクタイなど軽装での勤務が定着したほか、植物で日差しを遮るグリーンカーテンが普及。エアコンの効いた公共施設や商業施設で過ごす「クールシェア」など、さまざまな夏の省エネ対策が広がっている。