新2000円札デビュー 2000(平成12)年7月20日

ミレニアム(千年紀)にちなんだ新二千円札の発行が十九日始まった。四十二年ぶりの新しい額面の紙幣デビューとあって、県内でも関心が高く、いち早く手に入れようと多くの人が銀行や百貨店に詰めかけた。

この年の5月に亡くなった故小渕恵三元首相が発行を決定、沖縄サミット開催とミレニアムを記念した新紙幣がお目見えした。当日は金融機関に両替を求める人の行列ができるなどブームになった。日銀によると、2003年度までに8億8000万枚が製造されたが、現在の流通量はピーク時の2割に当たる1965億円(約9800万枚)となっている。