市重文が街歩く 2002(平成14)年11月15日

伊勢崎市重要文化財の明治時代の洋館「黒羽根内科医院旧館」(同市本町)のき家移転が十六、十七の両日、市中心街で行われる。重文が街を練り歩く全国的にも珍しい“引っ越しショー”を盛り上げようと(略)

館は1912(明治45)年、伊勢崎藩医を務めた今村家が建てたもの。市内で内科を開業していた黒羽根氏が取得し、約40年にわたって診療所として利用した。2002年に市に寄贈され、移転を経て「いせさき明治館」として公開されている。曳き家は推定約60トンの建物を台に乗せてレールの上を滑らせるようにし、2日間かけて約100メートル北側に移動させた。