県民向け公募債発行 2001(平成13)年12月8日

県は県民の県政参画意識を高め、県政への協力を得る新たな施策として「県民参加型ミニ公募債」の発行を決めた。「愛県債」(通称)と名付け、来年三月にその第一回債を病院事業債として出す。

地方債の市場公募はそれまで、全国規模の債券市場で行われており、地方市場に限定した形での発行は全国初だった。初回発行額は10億円で、受け付け開始から18分で完売。2008(平成20)年からは使途変更に伴って「ぐんま県民債」と改称した。だが、日銀のマイナス金利政策に伴う市場金利の低下を受け、県は15年度を最後に発行を取りやめている。