小寺氏が初当選 知事選 1991(平成3)年7月29日

清水一郎知事の死去に伴う知事選は二十八日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属新人で前副知事の小寺弘之氏(五〇)=自民、社会、公明、民社推薦=が四十九万八千三十三票を獲得、(略)初当選した。

清水一郎知事の任期中の死去を受けて行われた知事選は、自治省(現総務省)出身で、副知事を務めていた小寺弘之氏が初当選した。4期16年にわたり県政のかじ取り役を担い、任期中には県人口が200万人に到達し、県庁舎が新築された。県政史上初の5選を目指した2007(平成19)年の知事選で敗れ、10年12月に70歳で死去した。