第1回前橋競輪ひらく 1950(昭和25)年4月24日

注視をあびて華々しく第一日の蓋を開けた前橋市第一回競輪の廿三日は折からの日曜日に無風、曇天とあって縣内外から殺到したフアンは、土手から傍観するものなどを合わせて約二万に近い盛況を示した。

戦災とカスリーン台風からの復興を目的に始まった前橋競輪。開設以降、市財政への貢献は大きく、行政サ―ビスの充実に生かされてきた。一方、レジャーの多様化などで人気が低迷した時期もある。近年は、観客を入れず夜間にインターネットで中継する「ミッドナイト競輪」など新たな取り組みを導入し、ファンの開拓に力を入れている。