群響に県職員派遣 1981(昭和56)年3月14日

赤字が累積している群響問題で、横山教育長は十三日の県会文教治安常任委で「県から人材を送ることも、人事当局と話し合っていきたい」と、群響の経営立て直しに県職員を派遣する意向を初めて明らかにした。

補助金という形で関与するだけだった県が、職員派遣を通じて群馬交響楽団の運営に参画するとの表明で注目された。職員派遣は、知事が群響理事長に就任した1981(昭和56)年4月に開始。課長級職員を常務理事や事務局長に、係長級を総務課長にと3人程度を派遣する人事は今も続く。2015年5月にはOBが専務理事に就任した。