反射神経をチェック 1984(昭和59)年4月13日

老人の事故防止のために高齢者運転適性検定を行っている県警交通部は、全国で初めて検定車を購入したが、十三日に前橋市・二之宮公民館で開かれる交通安全教室を皮切りに、県内全域に出向いて検定を行う。

高齢ドライバーによる事故は、現在も相次いでいる。3月、改正道交法が施行され、認知症の疑いがある75歳以上の運転者に医師の診断が義務付けられた。さらに、県警は本年度、高齢運転者対策室を新設。改正道交法施行で増加が見込まれる臨時適性検査や講習を担当するほか、高齢者の心情に配慮した指導・助言を通して、事故防止に取り組む。